２００３年９月
Canadian　International　College　ロングステイ３０日
残念ですが、CICシニアカレッジプログラムは2004で廃止されました。

Departure

うとうとしていると23時ころ朝食が出された。
日本からカナダに行く場合、飛行機はジェットストリームに乗って約9時間でいけるのです。
日本時間深夜の1：55飛行機はバンクーバー島の上を越えてバンクーバー国際空港に着いた。
カナダは朝の9時55分である。

入国審査の前、飛行機から降りるとすぐに一人ひとりがサーモグラフでチェックさ
れた。
ＳＡＲＳの検査である。ここでHealth　Alertのシートを渡した。

カナダは日本の27倍もある大きな国だ。今回滞在するバンクーバーVancouverはBritish　Columbia州で人口207万人のおおきな都市だ。（BC州の人口は400万人）
9月のカナダは大変過ごしやすい時期なのだが、今年は雨が降らず乾燥してFire　Alertが出ている状態だった。そのため、あちこちの森林にある遊歩道は立ち入り禁止になっていた。
とてもよい天気で太陽が輝いて目が眩しい。晴天の日のカナダは日本の倍以上に紫外線が強いので、日中に外出する際はサングラスが必需品である。私は滞在中の外出は､ほとんどを
半ズボンとTシャツとサングラスで過ごした。

迎えに来てくれたバスの窓にドリームキャッチャ?がゆれていた。カナダの文化は後でゆっくり体験するが、お土産で有名なものはドリームキャッチャ?だ。　これは、ファーストネイション達の文化。　お守りなのです。　輪の中を通ってよい夢が来るように、悪い夢は輪の中の蜘蛛の糸に引っかかって入ってこられないという願いが込められているお守りなのです。

ＣＩＣ（Canadian International College）はノースバンクーバーにあります。
バンクーバーの中心からノースバンクーバーに行くのには、ライオンズゲート
ブリッジか
セカンドナローズブリッジを通るか、シーバスで渡リます。
近いのはセカンドナローズブリッジです。

私達のバスはセカンドナローズブリッジを渡ります。
前方にノースバンクーバーの美しい山並が見えています。
左の方からライオンズマウンテン、グラウスマウンテン、サイプレスマウンテンです。
山にはビーバーや熊が生息、森は深々と緑と水を蓄えています。
12時27分ＣＩＣに到着しました。

ＣＡ（Caluture Asistant）の皆さんが迎えてくれました。
「わっ！外人もいてる、でかいのが・・」「日本語わかるかなあ」不安がよぎる。
とにかく部屋に案内された。僕は関東出発組みの方のサイプレスという宿舎で203号室だった。

　15：15から講堂での入学の説明会があった。夕食の後、20時ころからPCコーナーでHotmailの説明会があった。　Hotmailアドレスは日本に居る時設定していたのでわかっていたが、CICのPCはキーボードが少し日本のJISキーボードと違うので戸惑ったが、変換キーやBachSpaceキーなどの位置が違うだけなのですぐになれた。

8：40にサイプレスに戻るとみんな飲んでいる。早速参加してビールをいただいた。
そこで、ガス会社の者が3人だと言うことがわかった。　大滝ガスの岩瀬さん、
西部ガスの村上さんと僕が大阪ガス、早速意気投合して仲良くなった。

2003年9月3日　　　快晴

　7時起床。朝食の後８時３０分からMPR(Main　Purpose　Room)で英語のクラス分け。一人一人英語で面談された。僕が面談したのは、JUDY先生、でも早くて何言っているのかまったくわからなかった。とにかく、Basicなクラスへ入れてくれと日本語で頼んだ。（やれやれこりゃしんどそう・・・文化体験コースがよかったかなあ・・・・）
　１０時１５分から開校式。Opening　Ceremonyです。
NorthVancouverの市長代理も来ていてなかなか権威ある雰囲気。来てよかった。
55歳にして大学は入れたね、うれしい。　CANADAの国家を歌って開校式が終わった。
　１０時４５分から１１時１５分までProgurum Update、要はその日のスケジュール確認。毎日行われるそうだ。（普通は１１時１５分から１１時３０分）

　11時15分CAが来て英語で説明した後、日本語で補足してくれる。
　12：55　We　will　meet　at　Reception！
　13：00〜17：00　Mini-City  Tour 、13:00 Recepution前をバスで出発
　18:00〜18：45　Dinner
　17：30〜20：30　Travel　Advising（Opsional　tour）

さて午後は、Neightbourhood/Mini City Tourの始まりだ。
バラードインレット
　CICをバスで出発、市内のダウンタウン蒸気時計をみて、バラードインレット,ノースバンクーバーのロンズデイルキーLonsdale Quay　へ渡るシーバスの港や水上飛行機が発着している。ラスカへ氷河クルーズの大型客船もここの港から出ている。
　ビルの一階の観光案内所へ行った。ここにはバンクーバーでの遊びの情報が有る。　　 2010年バンクーバー冬季オリンピックの旗があった。　また、円をキャンドルへの自動両替機があった。が・・・後日両替しようと行った時、故障していて使えなかった。

スタンレーパーク
　そしてスタンレーパークへ到着。ここで下車、10分くらい写真タイム。
スタンレーパークはウエストバンクーバーの西端で、入り江に突き出した岬全体が大きな森林公園になっている。

公園の外周道路はSeawallと呼ばれ約10ｋｍもある。たくさんの人々がジョギングや散策を楽しんでいる。

直径30cm位のタイヤのついた三輪車の乳母車がついている自転車で夫婦連れが走っていた。　ローラーブレードで走っている子供やカップル、腹のでっかいおばさんもローラボードで走っていた。やるなーあ！ローラもバイクもレンタルできるのです。公園の北側、丘の上には見晴台(Prospect Point)があり、ライオンズゲートブリッジとライオンズベイ、ノースバンクーバーの山並みを見ることができる。公園には大きな7本のトーテムポールがある。

クイーン・エリザベス公園Queen Elizabeth Park
　Prospect　Pointでアイスクリームのジェラードを食べて、バスはイングリッシュベイの横を走りクイーンエリザベスパークへ行った。　この公園は昔ウイスラーにスキーに来た時よったことがある。　標高152ｍの小さなな丘の上、リトルマウンテンにある大きな公園だ。　一番人気はブッチャートガーデンのように石切り場だった後にできたサンクン・ガーデン（沈床庭園）、一番高いところには温室もあるまた、そこからのバンクーバー市内の眺望は素晴らしい。

　夕食の後、19時から散歩に出かけた。まだ明るいのでCICの東の方へ行った。
　CICの東木戸のところDarlton　highwayに蟹屋さんがあった。　途中highway沿いには野生のブラックベリーが沢山あった。　熟していたがほこりっぽかったので食べなかった。傍に看板があって、食べてもいいけど、べりーの木は持ち帰らないようにと書いてあった。
　22：35帰ってきた。

2003年9月4日　快晴 　　今日もすごく暑い！
　8：30から初めてのEnglish　Instruction。場所はP4というトレーラハウスのような小屋だった。中は普通の教室。JUDY先生はなかなかすごい体格の方だ！日本語は全然しゃべれない。（教えてあげようか、日本語を？？？）　最初、まず自分のname plateを作った。それを使ってみんなの名前を覚えた｡がいこくでは相手を姓でなく名前で呼ぶ。

　Judy's　ClassはShinnichi,Teruko,Masami,Toshiko、Kyouko,Yukio,Setsuko、Sayokoとtadashiの9人である。僕らは一番初級のクラスだから、でもJudyの発音が？？？？？。
　自己紹介や（英語で）、Questionに対して答える練習をした。Personal Informationの交換です。簡単な初級英語やけど発音は本場カナダ英語やで！なにゆうとうかワカラン！

　ここで覚えたのが、I’d rather not say.  乱用すると嫌われるけど、適当に返事するにはいい言葉だ。意味は「どっちかというと言いたくない」。
Where　were you born?　　　I’d rather not say.
How old are you?   女性ならでもシニアのおばさんも　I’d rather not say.
Why arn’t you married?　　50歳で独身なら　I’d rather not say.

ミニダウンタウンツアー
　午後はミニダウンタウンツアー、今日はCICからBurrard Inlet沿いに東の方へ行きます。黄色のスクールバスに乗ってまわります。まず、最初にDollartonハイウエイ沿いのリカーショップでビールを購入！（CICから歩いたら20か30分かな？）そしてCates ParkやDeep Coveへ、ここで降りてちょっと景色みてUターンして山の方のMT.Seymour通りへ、森の中にsport施設があった。　CICの北の方ですCICから近いので森の中を歩いて行けるそうですがクマに逢う時もあるらしい。
今は、Fire Hzardで森は通行禁止だった。
　その後SUPER STOREへ寄って帰ってきました。　SUPER STOREは大きなショッピングセンターで食料からDIYまでそろっています。（CICから歩いて約20分、チャリMTBならすぐです）

　夜１９時からサバイバルＥｎｇｌｉｓｈがありました。英語の初級者は緊急時になんて叫ぶか？大切な英語ですぞ。
　Help！の発音、クマに出会ってもHelp！（大きな声でHelpといって両手を大きく上に上げます・・・・・・・？ほんま？）
　病気になったときのナースへの連絡方法などエマージェンシー英語をおそわった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　Survival English
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Emergencies　Help　
Medical emergency
　　　　Please call an ambulance. 　　　　　Please come to Seymour 112.
　　　　Please call a doctor

.　　　　　　　　　　When you are not well…….
　　　　I am not feeling well.　　　　　　　　　　I feel weak(dizzy,nausea…)
　　　　I need to lie down.　　　　　　　　　　　　I need to rest.
　　　　I have a headache. 　　　　　　　　　　My knees hurt.　
Others
　　　　May I be excused?　　　　　　　　　　　Please say it again.　
　　　　Walk straight ahead.　　　　　　　　　　I will be a little late.

9月5日　　Fri.　　晴れ
　午後はバスオリエンテーションです。要はバスの乗り方を覚える。そうすれば、バンクバー中を一人で自由に動けるのだ。CICの前からバスにのります。　車は右側通行だから、日本と反対にバス停があるので間違えそうになる。
　バスのチケットは、１ゾーン、２ゾーン、３ゾーンがあってそれぞれ＄2、＄3、＄4です。有効時間は９０分です。だから１ゾーン区間でいったん降りて、90分までに又乗ればそのチケットは使えます。
　実際、MtgurousからCICへの帰り､Lonsdal Quayで途中下車してレストランによってビール飲んで帰りました。バンクーバーでは土日祝と平日18時30分以降は全域が1ゾーンになります。もちろんバス以外シーバスやスカイトレインにも乗れます｡

　CICからバンクーバー市内へ行くには平日は2ゾーンです。CICからバスはまずPhibbs Exchange（全てのバスがイクスチェンジに集まりそこからそれぞれの路線に乗り換えて行きます。）へ、そこから228か239番のバスでロンズデイルキーへ、そこからシーバスに乗ります。　
　シーバスに乗る前に3ゾーンチケットが必要ですから、券売機に今使ってきた1ゾーンチケットを入れてまずAdd Fareを押し、それから1→2（1zoneから2zoneに）のボタンを押して、表示された差額分の追加料金を支払います。　改札はありませんが、乗るとき係員がチラッと見てました。　チェックが行われることが度々ありますので、必ずチケットを購入しましょう。
　バスで2ゾーン乗る時は「2zone Please」と言って1ドル追加を払いましょう。
６５歳以上はseniors割引があります。1ゾーンが＄1.5、2ゾーンが＄2になります。
　それと、カナダのバスはバスストップの案内がありません。近くに来たら、紐を引いて合図しなければなりません。(As the bus approaches your stop, pull the bell cord near the window to signal the driver to let you off.)

　僕たちのバスオリエンテーションの目的地はLinn-Canyonでした。ここには大きな吊り橋suspention brigde（高さ約200ft）　がありました｡　吊橋の上から下を見るとゾーットしました。

　９月９日　　快晴７；１０起床、眠い
　８：３０殻授業　ｐ４教室　　ｊｕｄｙ先生
　今日は午前中の英語lessonの後さらに午後はEnglish　Workshop、主に発音の練習でした。
ｒ、ｌ、ｔｈ、ｖなどの発音をを繰り返し練習しました。
Hey! Is’t that your best vest?
Yeah, I’ve got a very hot date.
It’s a great vest, Is it velvet?
Uh huh, Believe it or not, I bought it for five bucks.
Five backs? Must’ve been at Value Village.
My favourite store ; best place to shop in Vancouver.
I’ve never been.
Never?　Neber　　Why not?
It’s too expensive.
　これを掛け合いで何度も練習します。ほかにもいろいろあるんですよ。
I am very tired!

　午後3時終わったので、MTBを借りてＳｕｐｅｒＳｔｏｒｅへ買い物に行った。
　アイスホッケーの本物のスチックを買った。１６ドル。
　１ドルショップで洗剤を買って、ホッケーのスチックを佐々木小次郎の刀のように背中に担いで帰った。

North　VANCOUVERにある山並みの一番西にあるライオンズ　マウンテンとスタンレーパークの近くのイングリッシュベイの浜辺にある石の塔Standing　Rockの伝説である。

それは遠い遠い何千年も昔の話。ある部族のチーフには二人の美しい娘が居た。
その娘が結婚することになり、チーフは「結婚の祝いに何が欲しいのか？」と娘に尋ねた。すると、一人目の娘は「平和が欲しい」と言った。
　父は娘の心にはすでに平和はあるのに、どういう形で平和をあげたら良いのか思案した。
　2番目の娘は、「素敵な兄弟愛が欲しい」と言った。父は「これならかなえられる」と人々に「お祝いの品は不義や嫌悪はいらない、ドラムや歌を持って来い」と伝えた。

　２人の結婚式のお祝いの宴は何日も続いた。すると、神さまから　“4ジャイアンツ”言うお祝いの使い達がやってきた。そのうちの一人はカヌーに変わったのだ。それ以来、人々はカヌーを利用しているのだ。

　宴もたけなわになって、そして誰かが海に飛び込もうとすると、飛び込まれたら海の中の生き物が死んでしまうと言って　Standing-Rock　がどいてくれなかった。
　Standing-Rockは彼（彼女）の子供達を守るために動かなかったのだ。それが母親愛なのです。そのことを教えたのです。

　その後、その2人の娘は、ライオンズ　マウンテンの山頂の2つのピークになって人々の守り神となりました。
North　Vancouverでは夕方、野原が紫に見えることがあります。それは、娘の一人が人々の幸せを願っている現象で“ブラザーフット”と呼ばれています。また、North Vancouverの山には、もう一人の娘が息をすることで時々霧が発生します。その霧は人々を永遠に幸せにしてくれるのです。

　North　Vancouverの山並みは静かに人々の悠久の平和を見守っているのです。

（FirstNationのLongHouseで聞いた話のメモを元にまとめましたので少し違っているかも知れません）